山口高2自殺「報告書は非公開に」誓約を求める理由は?口止めなのか

2016年7月に山口県の県立高校で高校2年生の男子生徒が自殺した問題で、いじめを調査していた第三者委員会が

最終報告書を渡すためには、報道機関に内容を提供しない

という誓約を遺族に求めたていたことが分かりました。

遺族側は留保したものの、最終報告書は11月2日に遺族に手渡されているということです。

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山口県立高校男子生徒の自殺

男子高校生が自殺した経緯は

  • 2106年7月
  • 自殺の男子高校生はテニス部に所属していた
  • 7月18日に助っ人として野球部の練習に参加
  • テニス部の部員からLINEでいじめのようなメッセージを受け取るように
  • 7月26日未明 列車にはねられ死亡

というものでした。

自殺と判断される理由はこの男子高校生のスマートフォンに遺書のようなものがあったためということです。

そしてLINEには

  • 自殺した男子高校生が野球部の練習が「つらい」という内容
  • テニス部の部員から「荷物を捨ててやる」などのメッセージ

が残されていました。

調査委員会の結果は「いじめも含めた複合的要素」が原因だったとしています。

たしかに、野球部の練習が辛かったことも考えられますし、その他にも何かあった可能性もあります。

しかし、「内容を誰にも言わない」という誓約は、いじめについて中途半端な調査になっているか、もしくは隠しているのではないかと疑ってしまいます。

印象は「口止め」ですよね

なぜ誓約が必要なのか

今回はこの自殺の原因の可能性として、いじめ自体があったのかどうかを調査した最終報告書でした。

しかし、なぜそれに「報道機関に内容を伝えない」ことの誓約が必要なのかについては

「報告書には個人情報が含まれる」

ことが理由としています。

たしかに個人情報は保護されるべきですが、そのままではなくイニシャルや記号にすることで対応できると官がますが…他にも理由があるのでしょうか。

中間報告の際には署名をしてしまっている

7月の素案の中間報告の際にも同様の誓約が求められていたそうです。

その際には「誓約書を書かないと渡せない」という説明があり、署名していたそうです。

今回の報道では、署名自体についての説明はありません。

報道されているのは最終報告書を受け取ったことのみですが、前回の署名が今回の最終報告書にも影響するととらえているのでしょう。遺族の側は内容に関する相談にも慎重になっているようです。

調査が不十分という思い

これによって問題が発生してしまっています。

遺族の側は、

「自死する直前の1週間に何があったのか調査が不十分。野球部顧問の指導を含めた学校の責任も調べてほしい」

と不満をいだいていますが、具体的にどこがどのように不十分なのかを、誓約のせいで相談できないでいるとしています。

そもそも、知る権利により、「誓約書を書かないと渡せない」は成り立ちませんよね。

報道機関の質問に対して県の教育委員会は

「ご遺族との関係なのでコメントできない」

としか答えていないようです。

現状はかなり歯切れが悪い感じですが、個人情報の部分は置き換えるなどして、情報の公開と、十分な調査とを求めたいですね。

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