野球部員にウサギ跳び3時間の体罰 甲子園出場校監督の謹慎とは?

鳥取県の高校で硬式野球部の監督が部員に対し3時間もウサギ跳びをさせていたことが分かり、体罰があったとしてこの監督は2年間の謹慎処分とされたという報道がありました。3時間というのも驚きですが、それ以上にこの時代にウサギ跳びはないだろうという感じですよね。一体どういうことなのでしょうか。

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経緯

野球部の監督がウサギ飛びをさせていたのは鳥取県立八頭高校でのことでした。

八頭高校は春夏合わせて9回、甲子園にも出場している強豪校です。

最近では2014年夏の甲子園に出場し、ベスト4の成績を残しています。

そこで起きた今回の出来事の経緯は

  • 3月11日、1年生部員16人がグラウンド整備をしなかった
  • 監督が罰として3時間のウサギ跳びを命じる
  • 翌日以降も自主的に約1週間、2〜3時間のウサギ跳びを続けた
  • 部員の1名は左足のふくらはぎを痛める
  • 日本学生野球協会によれば長時間のウサギ跳びは体罰
  • この監督は以前にも体罰で6ヶ月の謹慎処分を受けていた
  • そのため今回は2年間の謹慎処分となった
  • 体罰を止めなかったとして部長が3ヶ月、コーチが6ヶ月の謹慎処分となっている

というものです。

ちなみに、謹慎処分は部活動に関するもので、この処分により監督は2年間部活動に参加できないということです。

教師の謹慎とは一体なんだろうと思っていたら、部活動に関するものなんですね。

その他の疑問点としては

  • なぜウサギ跳びなのか
  • なぜ部員は自主的にウサギ跳びを続けたのか

などがあります。

なぜウサギ跳びなのか

ウサギ跳びと野球と言えば『巨人の星』ですよね。

しかし、もうかなり前からウサギ跳びは辛いだけでヒザや腰に悪いというのが通説だと思っていました。

なぜウサギ跳びなのでしょうか。

もう一度ウサギ跳びの効果や問題点を確認すると

トレーニングとしての効果は期待できず、むしろ関節や筋肉を傷めるスポーツ障害を引き起こす可能性が高い。
これに対し近年になり反論する内容が登場した。しかしこの中でも体格的に適さない人がいるとしており、全体練習や持久トレーニングでは使わず個人個人かつやり過ぎないよう計画的にうさぎ跳びを取り入れることを推奨している。

引用:ウサギ跳び – Wikipedia

ということです。

まとめると

  • 人によっては計画的なウサギ飛びによるトレーニングは有効
  • 人によっては(体格次第では)効果が期待できない
  • 持久トレーニングには向かない
  • 全体練習では取り入れないほうがいい

ということになります。

全体練習に向かないということなので、今回のケースではトレーニングではなくただの罰にしかならないということですね。

ではなぜ部員らは従ってウサギ跳びを続けたのでしょうか。

なぜ部員は自主的にウサギ跳びを続けたのか

報道では、このウサギ跳びの指示の原因を「部員がグラウンド整備をしなかったこと」としています。

つまり、やるべきことをやらなかったからとしてやらせたということですね。

部員たちとしては自分らがサボってしまったことで監督を怒らせてしまったという印象なのでしょう。

反省の意味も込めて監督の指示に従ってウサギ跳びを続けたのですね。

しかも翌日以降も自主的に続けたということなので、さらに反省しているというサインを監督に送っていたのでしょう。

しかし監督も頑固ですよね。

「あいつらが勝手にやってるだけ」

とでも思っていたのでしょうか。

完全に監督に向けたアピールなのに、せめて3日目にはやめさせるべきでしたね。

1週間も続けているのを放置したことは異常だと考えます。

高校の部活動は、まだまだ監督や先輩には逆らえないという風土を残している部分が多くあると考えます。

もし監督が指示をしていなかったとしても、何も言わないことは否定することと同じになってしまい、

「俺たちもう少しウサギ跳びやったほうがいいかも…」

という気持ちにさせてしまったことも考えられます。

つまりは監督、またはコーチの責任ということですね。

監督の言い分

「鍛錬だと思った。体罰という認識に欠けていた」

引用:読売新聞(YOMIURI ONLINE)

監督はこのようにコメントしています。

本当に鍛錬だと思っていたのでしょうか。

反論はあるとはいえ、ウサギ跳びは全体練習としては効果が薄いものです。

甲子園に出場するほどの監督がする発言とは思えません。

たしかにこの監督はまだ37歳の方だそうで、全国の強豪校の監督と比べると、比較的若いようにも感じます。

また、最近八頭高校で野球部の監督になられたのかもしれません。

しかし、以前の体罰による6ヶ月の謹慎処分は6年前ということなので、その当時から指導には当たっていたはずですよね。

知識がないというのは、なかなか考えづらいです。

まとめ

3時間もウサギ跳びを続けるのは、体力的にものすごいきついはずです。

しかも、野球の練習にならなければトレーニングの効果も期待が薄いということで、ただ辛かっただけになってしまいます。

1名が左足のふくらはぎを痛めたそうですが、16人全員どこかしら痛めていたのではないでしょうか。

辛い思いをすることが努力じゃないですよね。

目的のために協力して努力していくような部活動を期待します。

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