トモダチ作戦での健康被害とは?アメリカ軍は被爆を否定?

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出典:http://www.asahi.com/articles/ASJ5K354LJ5KPTIL00B.html

「トモダチ作戦」と言えば東日本大震災でのアメリカ軍による大規模な支援活動としてよく知られていますよね。

ただ、同時にアメリカ軍兵士の放射能被爆、そして東電に対する訴訟も起こされており、ただの美談では済まされない面も持ち合わせていました。

そしてその訴訟の原告の人数が400人に達しているということです。

また今回は小泉元首相が涙ながらに兵士たちへの補償を訴えました。

小泉元首相が言う「見過ごせない」状況がどういうものなのか気になり、調べてみました。

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トモダチ作戦を簡単に

トモダチ作戦とは、2011年3月11日の東日本大震災発生直後に約24,000人のアメリカの兵士が被災地に派遣され、さまざまな援助活動を行ったことです。

トモダチ作戦による協力は仙台空港を約1ヶ月で復旧させ、空からの物流の確保に貢献しました。

交通の麻痺がひどかったのを覚えています。空港の復旧が急務だったのがよくわかります

その他のトモダチ作戦の主な内容です。

トモダチ作戦
出典:http://www.sankei.com/premium/photos/160309/prm1603090005-p1.html

空母ロナルド・レーガンと放射能プルーム

震災発生時、韓国に向かう予定だった空母ロナルド・レーガンの兵士約5,000人もトモダチ作戦に参加しました。

問題が発生したと考えられているのは、震災発生の2日後13日、または5日後16日深夜です。

13日は福島第一原発の3号機にベントと呼ばれる措置がとられていました。

ベントとは、原子炉の気圧を下げるために、気体を外に放出する緊急措置です。

そしてこのとき放出された放射能(放射能プルームや放射能雲と呼ばれます)の中をロナルド・レーガンは航行し、兵士たちが被爆した可能性があります。

また、ロナルド・レーガンの航海日誌には16日深夜に放射能プルームに入ったという記録があるようです。

その前の14日には3号機の爆発が、15日には格納容器等の破損による2号機からの大量放射能漏れがあり、それが海側に流れ、兵士たちの被爆につながった可能性もあります。

兵士の健康被害の事例

当時のロナルド・レーガンが福島沖100海里(約185km)以上の場所にあり、距離からして放射能は拡散しているため問題ないという意見もありますが、兵士たちからは被害の訴えがでています。

慢性的な疲労感や頭痛、なかには血液の調整ができず筋肉が機能しなくなり、歩けなくなってしまった兵士もいるということです。

アメリカ国防総省が2014年に議会に提出した報告書(THE ASSISTANT SECRETARY OF DEFENSE)によると。

空母ロナルド・レーガン乗員4,843名中

  • 悪性新生物(いわゆる癌):46名
  • 甲状腺の疾患:35名
  • 呼吸器系の疾患:931名
  • 消化器系の疾患:722名

と、約2000人に影響が出ており、すでに2名の若い兵士が骨肉膜種や急性白血病で亡くなっています。

アメリカ軍は「放射能被爆はしていない」と言っている?

今回の訴訟は、健康被害をもたらされたとする兵士たち自身による、東電を相手取った訴訟です。

訴訟の理由は、東電が正しい情報を提供しなかったことが被爆の原因であるというもので、理屈はわかります。

しかしここで疑問が生まれました。

なぜアメリカ軍や政府ではなく、兵士自らが訴訟を起こしたのでしょうか

兵士たちが被爆により健康被害を被ったのであれば、その母体である軍や政府が動くはずだと思ったのです。

しかし、調べてみると、どうやらアメリカ軍は、ロナルド・レーガンの兵士たちの健康被害は被爆によるものとは認めていないようです。それどころか兵士たちには「被爆はない」という書類にサインまでさせているという証言も出てきました。

兵士たちを守るはずの軍が、なぜでしょう…

まとめ

トモダチ作戦に大きな感謝の気持ちを持つ人も多いと思います。もしそれが原因で兵士たちの健康を害してしまっているとしたら、なんとかしてあげたいとも思いますよね。

しかし、アメリカ軍の行動が理解できません。何か隠し事があるとしか思えませんよね。

注意して報道を見ていきたいです。

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