2016年7月9日(土)より日本テレビでドラマ「時をかける少女」がスタートします。
「時をかける少女」は筒井康隆氏の1967年発表の作品で
これまで何度も映像化がされてきました。
今回のドラマは2016年という時代に合わせ再構成された
新しい「時をかける少女」になるようです。
しかし、原作や今までの作品での伏線やトリビアが
ドラマでも表現されることと思います。
そこで今回は「ドラマ版を100倍楽しむ」という視点でいろいろ見ていきましょう。
「時かけ」を100倍楽しむ!伏線、トリビア集!
「時かけ」はもちろん「時をかける少女」のことです!
「事件」の起きる理科室へ向かう途中で聞こえる音楽
物語の始まり、芳山和子(原作の主人公)が理科室に向かう途中で
講堂から誰かの弾くピアノのメロディーが聞こえてきます。
原作ではショパンのポロネーズでしたが、
2006年の映画版ではバッハのゴルドベルク変奏曲が流れています。
バッハのゴルトベルクはリピートに特徴があり、
演奏家によっては1時間30分以上の長い楽曲となります。
「時をかける少女」においては
「リピート」=「繰り返す時間」
を暗示しているのですね。
作中ではもう一度このゴルトベルクの流れる場面に「リピート」してきます。
ドラマ版で使われる曲は何になるのでしょう。
ラベンダーの香りには…
和子がタイムリープの能力を手に入れたとき
ラベンダーの香りがしました。
ラベンダーの香りは小学生のとき母からもらった香水で知っていましたが、
−−−それだけではない…。
ラベンダーのにおいには、何か、もっと他に思い出がある…。
もっとだいじな思い出が…。
だが、和子には思い出せなかった。
引用:『時をかける少女』筒井康隆より
思い出せないんです。それは…
ロケ地は伊豆
2016ドラマ「時をかける少女」のロケ地は伊豆が中心のようです。
海辺ではしゃぐ未羽ちゃん!撮影の合間もキラキラ感出てます✨ pic.twitter.com/zwFXBSB47G
— 【公式】7月土9『時をかける少女』 (@tokikake2016) 2016年6月21日
その他、沼津市の大久保公園や沼津市役所でのロケが目撃されています。
今回は夏のストーリーなので、
伊豆はロケに最適な場所とも言えますね。
主題歌
2006年のアニメ版では奥華子さんの『ガーネット』が使用されました。
ガーネットは宝石で、石言葉には「友情・友愛」という意味があります。
ストーリーともマッチしていますね。
また、歌詞の中にも
変わっていくことを怖がってたの
ずっと友達のままいれる気がした
終わってく物など無いと思った
引用:『ガーネット』奥華子より
と、物語のラストをにおわせるフレーズがあります。
とても物語の内容とマッチしたものでした。
では、2016ドラマ「時をかける少女」の主題歌を見ていきましょう。
主題歌
AKB48『LOVE TRIP』
「告白」がテーマの曲となっています。
エンディングテーマ
NEWS『恋を知らない君へ』
“ひと夏の究極にせつない恋”を歌ったラブ・バラード
「せつない恋」は「時をかける少女」まさにその通りです。
NEWSからは加藤シゲアキさんが担任の矢野和孝先生役で出演します。
まとめ
- 物語のはじめにの音楽に注目
- ラベンダーの香りには大切な思い出が…
- ロケ地は伊豆
- 主題歌はAKB48『LOVE TRIP』
- エンディング曲はNEWS『恋を知らない君へ』
原作は短編の物語だったため、シンプルにまとまった作品ですが
映像化されるときには様々な伏線が仕込まれていきます。
見逃さずに読み取って、「時をかける少女」を100倍楽しみましょう。