カタルーニャ独立宣言や自治権停止で今後どうなる?市民的不服従とは

引用:ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

カタルーニャが独立を宣言しました。

とうとう…といった感じですね。

逆にスペイン中央政府の方はカタルーニャの

自治権停止を決めています。

カタルーニャが独立宣言をするとどうなるのか

スペイン中央政府が自治権を停止するとどうなるのか

簡単に確認します。

スポンサードリンク

カタルーニャ自治州の独立宣言

カタルーニャ自治州は27日の州議会で「独立宣言」を可決しました。

10月1日の独立を問う住民投票から約1ヶ月です。

この1ヶ月の間に多くのことが起こり、

カタルーニャ自治州は内部も分裂しています。

賛成多数も多くの議員が退出

独立宣言を採択するかどうかの議決は

  • 賛成:70
  • 反対:10
  • 棄権:2

という結果でした。

ほとんど賛成にも見えますが、

多くの議員が「独立反対」を表明するために

退場し棄権しています。

その背景には1200を超える企業の流出など、

カタルーニャ独立の住民投票の前後での大きな変化も影響しているでしょう。

引用:毎日新聞 【追記】 カタルーニャ自治州のプチデモン首相が演説し 独立宣言を数週間延期すると発表しました。...

スペイン中央政府も自治権の停止を承認

スペイン中央政府は対抗するため

自治権の停止」を決めていました。

いわゆる憲法155条の発動です。

そして同じ27日に議会で承認されています。

これにより

  • カタルーニャ自治州プチデモン首相は解任と拘束
  • 半年以内に州議会の解散と選挙
  • 州の警察組織は上層部の交代

となる予定です。

これを見ると州議会のやっていることは

ただの宣言で無意味とも思えますが

実際はそう簡単に話は収まらないようです。

市民的不服従と州警察の動き

たとえスペイン中央政府が自治権の停止を決めても

  • 独立派による「市民的不服従」の警告
  • 州警官もどちらの味方になるか分からない

という状況のため、すんなりとはいかない状況です。

市民的不服従とは

市民的不服従とは

civil disobedienceの訳語。みずからの良心が不正とみなす国家・政府の行為に対しては,法律をあえて破っても抵抗するという思想と行動をさす。行動の代表に納税や兵役の拒否がある。

引用:市民的不服従(しみんてきふふくじゅう)とは – コトバンク

というものです。

つまり、

スペイン中央政府が憲法に基づき行動したところで

独立派の人々はそれに従わない

ということです。

独立派はプチデモン首相が解任されるなどがあれば

市民的不服従を行うと警告しています。

おそらく暴力による抵抗とはならないため

スペイン中央政府もこれを無理矢理に

従わせようとするのは

再び批判の対象となってしまう可能性があるでしょう。

それ以前に州の警察もスペイン中央政府に従うか

分からない状況です。

州警察は独立は誰の味方?

自治権の停止に伴って州警察の上層部は交代し

スペインの国家警察に統合される予定です。

しかし、カタルーニャ自治州の警察もまた

「市民的不服従」の考えに基づき

スペイン中央政府の命令に従わない

可能性があります。

約1万7000人の州警察は

独立派と独立反対派にわかれているようです。

しかし、投票を妨害した国家警察のふるまいによって

警察内部は独立派が多数という報道もあります。

たしかにスペインの国家警察の方が人数も多く優勢です。

しかし、暴力等による行動に出れば

国民投票を妨害しようとし批判を浴びたことの二の舞いになってしまいます。

なかなか大きな動きにはでられません。

最終的には…

スペイン中央政府のホライ首相は

カタルーニャ自治州の出方次第では

逮捕者が出るかもしれない

としています。

もしかしたら強引な幕引きが図られるかもしれません。

しかし、これがさらに大きな対立になってしまう懸念もあります。

なかなか解決策は見つからなそうな状況です。

スポンサードリンク

シェアする

フォローする