カタルーニャ州で「独立反対」の理由を簡単に!宣言は強行されるのか

引用:産経ニュース

【追記】

カタルーニャ自治州のプチデモン首相が演説し

独立宣言を数週間延期することが発表されました。


スペインのカタルーニャ自治州で

独立反対」のデモが行われました。

新らしい動きですね。

カタルーニャ自治州では

経済面や歴史的なものとして

独立を求める運動が続けられてきました。

引用:毎日新聞 【追記】 カタルーニャ自治州のプチデモン首相が演説し 独立宣言を数週間延期すると発表しました。...

そして先日は独立するかどうかを決める

住民投票が行われています。

結果は独立賛成が約9割となり

10日にも独立宣言が出されると見られていました。

突然にも見える独立反対の運動について

簡単に理由や状況を見ていきます。

スペイン中央政府の介入

住民投票は10月1日に実施されました。

それ以前からスペイン中央政府は

独立阻止に向けた介入を続けてきましたが

投票当日は警察を出動させ実力行使に来た形です。

しかしカタルーニャ州政府も

  • どの投票所でも投票ができる
  • 自分で印刷した投票用紙も認める

などの対処で投票を続けます。

結果は

  • 賛成:90.18%
  • 反対:7.83%
  • 投票率:43%(228万人/540万人)

と、独立賛成派が多数を占めました。

この時の警官の活動で

800人以上のけが人も出ており

カタルーニャ自治州では

プロサッカーの試合が無観客で行われたり

ゼネストが実施されるなど

反スペインの感情も現れていました。

それが今になって「独立反対』のデモとなっているわけです。

「独立反対」のデモ

カタルーニャ自治州の独立反対のデモは

自らを「静かなる多数派」を称する人々により

数十万人規模で行われました。

正確な人数は分かっていませんが

カタルーニャ州警察の見積もりでは約35万人

主催者側の説明では90万人以上とされています。

カタルーニャ州の有権者数と「多数派」

デモ参加者人数は過小に見積もられているのか

水増しをしているのかは分かりませんが、

カタルーニャ州の有権者数540万人と比べると

微妙な数字ですね。

デモに参加していない「静かなる多数派」の方が

他にいるとして35万人では結果は変わらないでしょう。

90万人以上であれば影響を与える数字です。

そもそもデモは

こういう意見もある

ということを世間や社会に伝えることが目的なので数字も重要です。

90万人以上の人が「独立反対」とはっきりすれば

  • 無関心だった人が考えるようになったり
  • 「実は私も…」という方が意見をはっきりさせたり

その後世論が大きく動いて

政府などで検討がされる可能性もあります。

今回の場合は「独立投票の無効」が目的ということですね。

なぜ「独立反対」なのか

もともと独立を求めていたはずで

スペイン中央政府のやり方にも反発して

独立の住民投票も賛成多数でした。

ここに来てカタルーニャ住民が「独立反対」を

訴え始めた理由は経済にも関係があるようです。

カタルーニャからの企業流出

カタルーニャ自治州は

  • 州都バルセロナに本拠を置く企業や銀行
  • サグラダファミリアなどの観光資源

などにより、

スペインのGDPの約20%を生み出しています。

スペインの中では経済的には余裕のある地域で

独立後もやっていける程度のものはありました。

しかしここに来て

  • 企業が本社をカタルーニャ州外に移転
  • スペイン中央政府もその手助けをする

という動きが見えはじめています。

企業が流出する原因には

  • EUからの事実上の脱退
  • 再加盟できないおそれがある
  • ユーロが使えない
  • EU内を自由に移動できない

など、EU絡みの理由が多くあるようです。

また住民にとっても不安はあるのでしょう。

もともとスペイン及び世界経済は不安定なままです。

ここでの独立やEU脱退は慎重に考えたいですよね。

まとめ

ここまではスペイン中央政府の「横暴」として

取り上げられているものが多く目につきましたが、

カタルーニャ州内では意見が割れている状況のようです。

たしかに住民投票は行われましたが、

10日に、カタルーニャ州政府もしくは首相による

独立宣言は出されてしまうのでしょうか。