スカイマーク緊急着陸!バッテリー持ち込みルールや危険性と賠償金は

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8月22日の午前0時過ぎ、新千歳発のスカイマーク旅客機が緊急着陸をしました。

原因は乗客のスマートフォンのモバイルバッテリーからの発煙です。

ナイフや爆発物等、明らかな危険物は当然持ち込むことはできませんが、今回のスマホバッテリーなどは旅には必需品です。

機内持ち込みのルールや危険性、緊急着陸による賠償金はどうなっているのでしょうか。

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リチウムイオン電池の危険性

スマホのモバイルバッテリーは一般にリチウムイオン電池(バッテリー)と呼ばれます。

このリチウムイオン電池の危険性について確認します。

リチウムはとても反応しやすい物質です。

上記動画ではナイフで穴を開けていますが、これによりバッテリー内に酸素が送り込まれます。

もし内部でショートしているとこのように爆発し、発火してしまいます。

また、今回のケースでは水をかけ、それが原因で火傷をしてしまったようですが、液体は回路をショートさせ、爆発の原因ともなります。ご注意ください。

電池は安全だという印象がありますが、意外とそうでもないことがよく分かります。

旅客機の危険物の機内持ち込み

危険のあるリチウムイオン電池の持ち込みのルールを確認します。

国土交通省によれば

航空法では爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、その他人に危害を与え、または他の物件を損傷するおそれのあるものを「危険物」とし、航空機による輸送及び航空機内への持ち込みを禁止しています。

そのような危険物の中には、一定の数量制限の下機内持込み手荷物かお預け手荷物として運べるものもあります

リスト(日本語)

引用:国土交通省「機内持ち込み・お預け手荷物における危険物について」

となっています。

この中のスマホのモバイルバッテリー等に関するルールを見てみると

ワット時定格量 持込 預け その他
100Wh以下 ショート防止措置済み
100〜160Wh ショート防止措置済み
2個まで
160Whを超える

このようにスマホのモバイルバッテリーは、容量での制限はありますが、機内持ち込みがルールとなっています。

これは、大きな荷物として預けてしまうと万が一の場合対応が取れないためでしょう。

今回は手荷物であったため、その場で対処することができました。

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補足「ワット時定格量」

ワット時定格量(Wh)は容量を表します。

その計算方法は

ワット時定格量(Wh) = 定格定量(Ah) × 定格電圧(V) または

ワット時定格量(Wh) = 定格定量(mAh) ÷ 1000 × 定格電圧(V) です。

たとえば[ 3.7V/5800mAh ]となっていたら、

5800÷1000×3.7=21.46Whとなります

緊急着陸による損害賠償

今回のケースでは離陸後約15分のタイミングで、そこから緊急着陸をしました。

スカイマーク全便が一時欠航となり、会社にも乗客にも大きな損害がでています。

そこで旅客機の緊急着陸に関わる損害賠償について調べてみると、

第42条 旅客の賠償責任

旅客の故意もしくは過失によりまたは旅客がこの運送約款および同約款に基づいて定められた規定を守らないことにより、会社が損害を受けた場合は、当該旅客は、会社に対し損害賠償をしなければなりません。

引用:スカイマーク 「国内旅客運送約款」

となっています。

つまり、故意や過失がなければ賠償請求はないともいえます。

今回はルール通りにバッテリーを手荷物として機内に持ち込んでおり、また、通常の使用でモバイルバッテリーが発煙するとは考えにくいです。

もし、バッテリーに細工や加工が加えられていたら分かりませんが、今回のケースでは損害賠償は請求とはならないでしょう。

ちなみに、過去の損害賠償が求められた緊急着陸のケースを調べてみたところ、その請求金額は1,990万円でした。

最終的には1,200万円で和解が成立していましたが、それでもとんでもない金額です。

過失をしないような厳重な注意が必要ですね。

まとめ

  • スマホのモバイルバッテリーは、場合によっては発煙発火してしまう
  • 旅客機に乗る場合は基本的に機内持ち込みで、預けることはできない
  • 賠償責任は「故意または過失」があれば請求される
  • 過去のケースでは約2,000万円の損害賠償請求をされたことも

今回のケースでは何もしていないのに発煙したそうです。

リチウムイオン電池自体が危険なものですが、もしかしたら不良品の可能性も指摘されています。

情報を注意しておきましょう。

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