食中毒の原因はきざみのり!ノロウィルスは乾燥したものにも

食中毒の原因食材として「きざみのり」が報道されました。これは先日、東京立川市で1000名以上が食中毒の症状を訴えた件でのことで、調査の結果わ分かったことです。生牡蠣はいけないとよく聞きます。たしかにきざみのりも海産物には違いありませんが、全く生ではないですよね。意外すぎます!

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問題となった「きざみのり」

食中毒の原因として特定されたのは

きざみのりでした。

仕入先にあった賞味期限が同じきざみのりを調べたところ

ノロウイルスが検出され患者のものと一致したため

特定に至ったということです。

立川市のケースでは親子丼に使われていたということです。

また、和歌山県でも1月末に約800名が集団食中毒になっており

「磯和え」からノロウィルスが検出されていました。

この磯和えにも同じきざみのりが使用されていたた事が分かっています。

引用:磯香あえ | さいたま市 食育なび

ところで、和歌山のケースの「磯和え」には

下茹でをしたホウレンソウ、モヤシ、

ちくわ、きざみのりが使われていたとあります。

「わたしが知っている磯和えとは違う」

と思ったのですが、

のりを使っていれば磯和えなのだそうです。

でものりのようなカピカピに乾燥したものから

ノロウィルスが出たというのは意外ですよね。

きざみのりにノロウィルス

きざみのりのノロウィルスは、

海苔をつくるときについてしまったのでしょうか、

それとも刻むときについてしまったのでしょうか。

のりは加熱してあるはず?

焼きのりであれば製造過程で加熱する(焼く)はずです。

ノロウィルスは加熱で殺すことは出来ないのでしょうか。

一般にウイルスは熱に弱く、加熱処理はウイルスの活性を失わせる(失活化といいます。)有効な手段です。ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます。

引用:ノロウイルスに関するQ&A |厚生労働省

失活と言うのですね。

85℃〜90℃で90秒以上の加熱があれば

ノロウィルスも失活させることができるようです。

ここで焼きのりの製造過程を見てみます。

緑っぽい機械の中を通ってる間にヒーターで加熱される

ということですが、

見たところ加熱時間は5秒ほどでしょうか。

ヒーターの加熱温度は分かりませんが、90秒はありませんね!

ということは乾燥のりまでの段階で

ノロウィルスがついていた場合は

失活できない可能性があります。

ちなみに海から取ったのりが薄い四角の形(乾燥のり)に

なるまでの行程はこちらの動画をどうぞ。

刻むときにノロウィルスついてしまった?

刻むときにノロウィルスがついてしまったのであれば

刻む機械などをキレイにすればいいだけですね。

しかしこのような製造過程でのノロウィルスの付着は

のりに限らずどの食材でも起こり得ることなので、

それぞれの食材に気をつける以外の対策はないでしょう。

のりは焼いてあるから大丈夫というわけでもないようですね。

まとめ

東京立川のケースも和歌山のケースも、

どちらも給食での集団食中毒でした。

日本の学校では管理職の人が検食(毒味)をして

食中毒を防ぐというシステムがありますが、

ノロウィルスなどは潜伏期間が24時間ほどあるといいます。

それでは間に合いませんよね。

細かい対策をしていくしか無いでしょう。