盲導犬を連れた男性の転落 ハーネスはなぜ右側?ホーム構造の問題

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銀座線での出来ごとです。

報道によると、盲導犬は飼い主の右側を歩いていたようです。

盲導犬は飼い主の左側を歩くはずです。

なぜ転落につながってしまったか、言われていることをまとめました。

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盲導犬は飼い主の左側を歩く?

盲導犬はハーネスという器具をつけ、一般的に飼い主はそれを左手につかみます。

つまり、飼い主の左側を盲導犬が歩くということです。

この理由や目的は

  • 一般的には右利きが多いので、効き手を空けるため
  • 盲導犬も飼い主の左から仕事をするための訓練を受けているため

です。

盲導犬を伴った視覚障害者は左側通行をする

そして、盲導犬を伴った視覚障害者は左側通行をします。

その理由は

  • 犬が壁側を好んで歩くため
  • 壁と飼い主で犬をはさみ、盲導犬を守るため
  • 視覚障害者が壁側や道路の縁を歩くと、壁に当たったり道路から出てしまう危険があるため
  • 日本の交通ルールは車が左側通行のため、交差点などでの出合い頭の事故を防ぐため

などがあり、法的にも左側通行が認められているそうです。

特に交差点での危険確認は左側通行の方がよくできますよね。

ホームでの盲導犬の行動

盲導犬はホームというシチュエーションでの訓練も受けており、一般的にはホームの縁(線路側)を盲導犬が歩きます

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図にするとこんな感じで、盲導犬は線路の縁と黄色い線(点字ブロック)の間を、飼い主が黄色い線の上を歩く形になります。

犬のほうは結構ぎりぎりになるんですね。

ただし、盲導犬は押されても真っ直ぐ歩く(線路に落ちない)ように訓練されていますし、柱などの障害物があればそのアピールもするはずです。

転落は当然想定されるものなので訓練も厳しくなります。

しかし、今回のケースでは右側を盲導犬が歩いていたということです。

両手持ちの盲導犬

基本的には盲導犬は飼い主の左を歩きますが、最近では「両手持ち」といい左右のどちらでも仕事ができるような訓練がされている盲導犬もいるそうです。

そして、右側通行をする際などに、盲導犬が飼い主の右側(壁側)に入ります

つまり、盲導犬が右側にいる事自体はそこまで不思議な出来事でもないようです。

しかしなぜホームで右手持ちをしたのでしょうか。

それにはホームの構造が関わっているということです。

ホームの構造

銀座線は昭和2年に開業した、日本て最も古い地下鉄です。

そのホームも古く開業当時は3両分の長さしかありませんでしたが、1957年に6両の車両に対応するため延長工事がなされます。

しかし、その延長分に関しては十分な幅がとれず、かなり狭くなっています。

このホームが狭いということから、考えられる盲導犬の行動があります。

盲導犬の行動

状況は

  • 狭い駅のホーム
  • 混雑をしていた

というものです。

そこから盲導犬は、右側に壁があるとして右側に回っていた可能性があるというものです。

たしかに、駅のホームであるということは飼い主も承知しているはずですし、盲導犬の意思で左右を決めるわけではありません。

しかし、狭いという状況に加えて、混雑という条件が加わっています。

そしてとった行動が推察されています。

  1. 混雑で道を譲りあうために右側通行を選択
  2. 盲導犬を右にまわす
  3. 真っ直ぐ進む中、柱が前にある
  4. 障害物を避けるために盲導犬が左を選択する
  5. 飼い主が思っていた以上に線路縁を歩いていたため転落してしまう

今回は柱の5〜10m前での出来事です。

少し離れているようにも思えますが、盲導犬によっては障害物を避けるために、徐々に斜めのコースをとるタイプもいるそうです。

もしかしたら飼い主は障害物が柱ではなく人だと思っていたのかもしれません。

まとめ

今回のケースでは点字ブロック上に柱があり、構造上の問題も指摘されています。

しかし、本来はこの上を歩くものではなく、これ以上線路側に近づくのは危険だというサインのようです。

また、東京五輪に向けて東京都内の地下鉄駅の全てにホームドアが設置されることにもなっています。

山手線ではホームドアの設置により、人身事故はほぼ0になったということです。

再発防止の具体策として期待ができそうです。

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