石原慎太郎氏「ひらがな忘れた」本当に書けないのか?文字を比較

引用: Yahoo!ニュース

築地市場の豊洲移転問題で、石原慎太郎元都知事が強制力のある調査会議 百条委員会に出席しました。落ち着いて質問を聞いていた様子だった石原慎太郎氏は最初の質問に答える際、「脳梗塞を患い、ひらがなすら書けない。」という告白をしています。場面が場面だけに責任逃れのような発言にも聞こえてしまいます。実際はどうなのでしょうか。

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2年前に脳梗塞を患う

最初の質問者きたしろ勝彦議員の質問に対し、答える前に石原慎太郎氏は、自身の脳梗塞について発言します。

  • 2年ほど前に脳梗塞を患い、後遺症に悩んでいる
  • 利き腕の左手が使えないため字も書けない
  • 患部は右の頭頂部で「海馬」と呼ばれる部分
  • 海馬は記憶を埋蔵している箱のようなもの
  • これ(海馬)がうまく開かない
  • すべての字を忘れ、ひらがなさえ忘れた
  • 物書きなのでワードプロセッサーでものを書いている
  • 記憶を引き出そうとしても思い出せないことが多々ある

ここから読み取れることは

覚えていないため答えられないこともある

ということでしょう。

先日の会見とは違い、かなり慎重な発言をしています。

これは百条委員会という会議が特別なものであることが原因となっています。

百条委員会とは

百条委員会は地方自治法第100条の規定に基づく調査会議です。

地方議会が必要に応じて設置する特別委員会。自治体の事務について調査する。関係者の出頭と証言、記録の提出を請求できる。正当な理由なく関係者が出頭、証言、記録の提出を拒否したときは禁錮または罰金に処することができる。

引用:百条委員会(ひゃくじょういいんかい)とは – コトバンク

まとめると、

  • 地方自治体の事務に関する調査をする
  • 関係者の出頭や証言、記録の提出を請求できる
  • 出頭、証言、記録提出を拒否した場合には罰則がある
  • 嘘をついた場合にも罰則がある

というものです。

百条委員会の「百条」はそのまま「第100条」から来ているのですね。

そしてこの罰則は

  • 出頭、証言、記録提出の拒否
  • →6ヶ月以下の禁錮または10万円以下の罰金
  • 虚偽の陳述
  • →3ヶ月以上5年以下の禁錮

とされています。

罰則だけを見ると、自身が黒の場合は出頭しない方が有利にも見えてしまいますね。

しかし石原慎太郎氏は2月に元大阪市長の橋下徹氏に対して

「逃げているイメージは悔しくてしかたがない」

引用:石原慎太郎氏が橋下徹氏に電話で心中吐露「悔しくてしかたがない」 – ライブドアニュース

と伝えていたそうです。

プライドを守るためには、出頭しないという選択肢はなかったのでしょう。

そもそも、世論では劣勢とは言え、石原慎太郎氏自身は自分だけの責任ではないという立場もあります。

それを説明する場としても百条委員会に出頭したのでしょう。

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本当に文字を書けないのか

微妙なニュアンスの違いもあるかもしれませんが、石原慎太郎氏の発言ら読み取れる「文字がかけない」は

  • 利き腕の左手が動かないから書けない
  • 文字の記憶を忘れてしまって書けない

の両方の意味が読み取れます。

その上で、ワードプロセッサーで物書きをしていると答えています。

2016年に書いた文字?

動画はBS2の報道番組で、2016年9月13日の放送となっています。

2年前の脳梗塞は2015年の6月とされているので、その後のものでしょう。

脳梗塞について語り、直後に手書きと見られるフリップを出しています。

かなり上手な字ですね。

これは石原慎太郎氏が自身で書いたものなのでしょうか。

比較のために画像を探すと、

というものもありました。

こちらは2015年9月の投稿で、コメントもいくつかついていることから、脳梗塞よりもあとと考えられます。

しかしあまりに脳梗塞の直後すぎるので、過去に放送されていたものの可能性もあります。

脳梗塞前だとしたら、本来の石原慎太郎氏の字ということになるでしょう。

比べてみると「感」の字の角度などは似ているように見えます。

しかし、常に同じ方が代筆をされていたのかもしれません。

そして、2016年の動画ではフリップを持ち上げる手に左手を使っていません

使えないということの裏付けにもなるでしょう。

ワードプロセッサーはどうやて使っているのか?

文字を忘れてしまっているのに、物書きをしているということに矛盾も感じました。

物書きはワードプロセッサーでしているということです。

つまり、書くことはできないが、読むことはできるという意味なのでしょう。

そして、ワードプロセッサーもいわゆるワープロ機能のものを指すのではなく、音声入力ということではないでしょうか。

そう考えれば、矛盾はないとも考えられます。

脳は複雑なつくりのため、話せるのに読めない、分かっているのに言葉にならないなどということがあり得るそうです。

海外では映画俳優のトム・クルーズさんや、キアヌ・リーブスさんも文字は読めないそうです。

本当に忘れているのか

脳梗塞で海馬にダメージを受け、左手に後遺症が残った可能性はあるでしょう。

しかし、過去の出来事を忘れてしまっているかは別の問題です。

以前には

「話したら困る人が出てくる。」

というコメントも出していました。

ただの強がりだったのでしょうか。

今回の百条委員会で石原慎太郎氏は

「司(都の組織)の頂点にいたわたしが、全体の総意として移転を決めた」

という形で一部の責任を認めていますが、土壌汚染費が都の負担になった経緯については

記憶にない

と答えています。

これでは問題は先に進みません。

まとめ

重要なポイントについてはほとんど明らかになりませんでした。

築地市場の豊洲移転問題はまだまだ長引きそうです。

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