福岡の小学校でゴール転倒事故 原因や責任は?倒れやすいものなのか

11日の、福岡県大川市の市立小学校運動場でのゴール転倒事故を受けての考察です。

このニュースを聞いて、いくつか疑問に思うことがありました。まず、クロスバー(ゴールの前方)ならまだしも、ネットにぶら下がってゴールが転倒した理由はなぜなのか。次に、かなり重量の有りそうなゴールがそう簡単に倒れるものなのか。3つ目に、学校での生徒の行動による事故の責任はどこに向かうのか、つまり、学校側は責任を問われるのか。というものです。これらについて調べ、まとめております。

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ネットにぶら下がってゴールが転倒した理由

ゴール転倒事故はある程度の頻度で耳にします。自分自身が小・中学生のときも学校ではゴールの転倒事故に十分注意することを指導された記憶があります。しかし、転倒した場面に遭遇したことは、幸いなことにまだありません。

ゴールが転倒したということは、おそらく前方に向かって倒れたのでしょう。しかし、事故の原因とみられるものとして挙げられていた内容は、「児童がネットにぶら下がっていたため」というものです。

つまり、ネットにぶら下がるのであれば、ゴールの前後に対してその中央部分にぶら下がることになるはずで、ゴールは前にも後ろにもは転倒しづらいのでは というのが疑問になりますよね。

調べてみたところ、ひと目で疑問は晴れました。


引用:東京新聞:ゴール下敷き小4男児死亡、福岡 サッカーの授業中:社会(TOKYO Web)

これが実際のハンドボール用のゴールということですが、かなり古い印象で若干前方に傾いているかなという印象です。すでにもともとのバランスもよく無さそうで、倒れてしまうのも理解できますね。これを使うのであればかなり注意が必要だったでしょう。

簡単に倒れてしまうものなのか

ゴールの転倒は繰り返されるもので、現在は転倒防止の固定を徹底することが通達されているようです。しかし、自分自身が扱ったハンドボールのゴールは生徒4人ほどで運んだ、かなり重たいものでした。動かすのも大変なほど重かった印象です。果たしてそれほど簡単に倒れてしまうものなのでしょうか。

ハンドボール用のゴールについて、重量を調べてみると

  • スチール製:約150kg〜170kg
  • アルミ製約50kg〜60kg

となっていました。スチール製はかなり重たいようです。しかしアルミ製となると人間一人くらいの重量で、動かせないほどの重さではないですが、のしかかられたとしたら危険な重さですね。たしかにこの重量だと転倒するイメージも湧いてきます。

また過去にはこのような事故もあったようです。

風でサッカーゴール倒れ、男子中生がケガ
2010年11月9日 23:39

仙台市の中学校で9日、サッカーゴールが風で倒れて男子生徒の頭に当たり、生徒は打撲のケガをした。

引用:風でサッカーゴール倒れ、男子中生がケガ|日テレNEWS24

これはサッカーゴールで、何製かは分かりませんが、ハンドボールのゴールよりも大きい分重量もあるはずです。それが風だけの力で倒れたということです。

かなり倒れやすい印象を受けたので、重心について調べてみたところ、サッカーやハンドボールのゴールの重心は前方に偏っているため、ぶら下がったり、力をかけるとすぐ倒れてしまうようようです。重心が転倒に影響していると慣れば、ゴールそのものの重量は関係ありませんね。重量によらず倒れやすいということでなります。思い出してみれば、ゴールを運ぶ際は前方に倒して、横の状態で運んでいました。その際は苦労せず簡単に横にできていたと記憶しています。

学校での、生徒の行動の結果の事故の責任は

今回のケースでは学校の授業中の事故でした。しかし、ネットにぶら下がった行動は指導の内容ではないでしょう。むしろゴールは危険であるという指導がなされていたはずです。そのような状況でも学校側が責任を追求されることになるのでしょうか。以前のにたケースについて調べてみました。

ケース①平成10年北海道の中学校

学校の責任:あり
理由:学校は生徒がゴールを動かし使用していることを知っていた。しかし、固定をして使うことを促す看板を設置するなどをしなかった。サッカーゴールの管理に問題があった。

ケース②平成16年静岡の中学校

こちらは裁判になったのか、判決がどうなったのかについて結果を見つけることができませんでした。このケースでは、事前に氏の教育委員会により転倒防止の固定の要請があったにも関わらず、対策を取っていなかったという事実はありましたが、事故のあった中学校の校長が、自ら責任をとるためにショッキングな行為をしてしまいました。裁判の判決とは別ですが、校長自身が自らの責任を強く感じていたのでしょう。

これらを見てみると、直接的な管理下になかったとしても、ゴールの管理者として固定などの対策をしていなければ責任に問われてしまうようにとれます。今回のケースでは固定するための金具が3箇所外れており、管理者として固定する責任を果たせていなかったともいえます。ある程度以上の責任が出てきそうです。

まとめ

サッカーやハンドボールのゴールは想像以上に倒れやすいようです。事故のニュースを聞けばなおさら対策が進むはずなので、今後は目にすることはないかもしれませんが、置いてあるだけのサッカーゴールやハンドボールのゴールがあった場合には、注意喚起をしていく必要がありますね。

また、学校も「管理」という面では大きな責任を負っていることが伺えます。たしかに、管理責任は学校の場には限りませんが、子どもを多く受け入れている場としては学校は危険対策のための困難は多いでしょう。

最近は褒めるにしても叱るにしても他人の子に接する事自体が避けられがちですが、何か予見できる危険があれば、知らない顔して何気なく危険を排除していくような協力くらいはできますよね。何かあってからでは遅いので、心がけていこうと思います。

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