イギリスはなぜEUを離脱(ブレグジット)するのか?日本への悪影響も

ef365d42be161c77fcb7a3d85314960d_s
ブレグジット(Brexit)」とは「Britain(イギリス)」+「exit(離脱)」の造語で、

イギリスがEU(ヨーロッパ連合)を離脱するかの問題を表現した言葉です。

イギリスでは6月23日にEU(ヨーロッパ連合)の離脱をめぐって国民投票が行われます。

ヨーロッパ世界の平和を目指して統合をしてきたヨーロッパですが、

ここにきて大きな節目を迎えます。

このイギリスのEUはどういう意味を持っているのでしょう。

スポンサードリンク

離脱の理由はユーロ危機と移民問題

イギリスのEU離脱問題は、

ユーロ危機移民の受け入れ問題が大きな理由です。

ユーロ危機

2010年のギリシャ財政破綻をきっかけにしておきたユーロ危機ですが、

イギリスはユーロを導入しておらずポンドを使用し続けています。

そのため影響はあまりないはずなのですが、

イギリスはEU加盟国としてユーロの信用の一部担っているともいえます。

自国の経済は好調(2015年の経済成長率1.89%、日本は0.47%世界経済のネタ帳より)にも関わらず財政支援をもとめられれば面白くありません。

移民問題

今回のイギリスのEU離脱の最大の理由と言えるのが移民問題です。

移民が増加した背景や理由には

  • 少子高齢化による労働力不足を解消したい
  • シェンゲン協定(EU内では入国審査をしない)
  • リーマン・ショック
  • 手厚い社会保障
  • 紛争

などが挙げられます。

問題は

  • 移民に対する社会保障費の増加
  • イギリス人労働者の失業
  • 治安の悪化

などがあり、特にパリでのテロ後は治安を不安視する世論が強くあります。

パリのテロと移民の関係

2015年10月、パリで起きた武装グループによるテロ事件が発生しました。

犠牲者は130人以上にのぼります。

実行犯はギリシャで移民に紛れ込み入国していました。

テロリストにとっては

移民が入国できるということは、

テロを起こすことが出来るということになります。

この意味で、移民に対する反対がおきています。

EUを離脱した場合イギリスにデメリットはないのか?

EU離脱の世論が高まり、今回の国民投票となりましたが、

EUからの離脱はイギリスにとってメリットばかりではありません。

デメリットも多くあり、以下が挙げられます。

  • イギリスの地位の下落
  • EU諸国への輸出関税による企業や工場の海外流出
  • 失業者の増加
  • ポンド価値の下落
  • 戦争リスクの増加

イギリスはEU諸国の代表的立場で多くの海外企業が進出しています。

もしEU離脱となればEU諸国との間の関税などでメリットが薄れ、

企業や工場が海外に移転してしまう可能性がります。

そうなれば、イギリスの経済の中心地としての人気も落ちますし、

企業や工場が海外に流出すれば失業者も増えます。

また、EUからの独立でポンドの信用は下がることになます。

ポンド安は輸出産業にとってはプラスですが、

EU諸国との間の関税の復活もあるため、

トータルとしてはメリットと言い切れません。

そして、そもそもEUはヨーロッパ社会の平和のためにつくられました。

脱退はもしかしたら平和と逆の方向に向かうものかもしれません。

このようにEU離脱のデメリットは多いです。

EUを離脱しても加盟国と同等に

EUから脱退したからといって、

EUと完全に関係を断つことになるわけではありません。

たとえばスイスは非加盟ですが、

条約により加盟国と同等の扱いです。

このように、EUに加盟せずとも、

メリットを受ける方法はあります。

もし脱退したとしても、非加盟国として関わっていく可能性は高いです。

イギリスがEUを脱退した場合の日本への影響

イギリスがEUを脱退した場合の日本に対する影響は景気悪化が挙げられます。

イギリスに進出している日本企業は900社以上です。

つまり、イギリスの経済に悪影響が出れば

日本にも影響をしてくるでしょう。

またポンド安・円高となれば日本の輸出産業にも

直接の影響が出てきます。

これらから

イギリスのEU離脱は日本の景気にとってもマイナスである

と言えます。

まとめ

日本に悪影響が考えられていることもありますが、

イギリスのEU離脱はよく考えたほうがいいかなという感想です。

また、EUを離脱して解決してしまう問題でも、

EU内部には問題が残ることになります。

国々の連合は難しい問題を持っており、

それが時代とともに変化しているのもさらに解決を難しくしてるのでしょう。

投票の結果は日本時間の24日(金)の午後に速報が入ると予想されています。

注目して見ていきましょう。

スポンサードリンク

シェアする

フォローする